首こりと頭痛は関係ある?繰り返す原因とセルフケアを鍼灸師が解説
「肩や首がこってくると、頭まで痛くなる」
「夕方になると頭が重くなり、仕事に集中できない」
「頭痛薬を飲むと落ち着くけれど、何度も繰り返している」
このようなお悩みはありませんか?
首こりと頭痛は関係している場合があります。特にデスクワークやスマートフォンを見る時間が長い方は、首や肩の筋肉に負担がかかりやすく、頭痛につながることもあります。
ただし、すべての頭痛が首こりによって起こるわけではありません。頭痛の中には、医療機関での検査や治療を優先すべきものもあります。
この記事では、首こりと頭痛の関係、起こりやすい原因、自宅でできるセルフケア、受診を優先した方がよい症状について解説します。
💡この記事でわかること
・首こりと頭痛の関係
・首や肩に負担がかかる原因
・自宅でできるセルフケア
・医療機関を受診した方がよい頭痛
・鍼灸ではどのように身体を確認するのか
首こりが頭痛につながることはある?
結論からいうと、首や肩の筋肉の緊張が頭痛に関係することはあります。
長時間同じ姿勢が続くと、首や肩の筋肉は頭を支えるために働き続けます。筋肉が緊張した状態が続くと、首から後頭部にかけて重さや締め付けられるような痛みを感じることがあります。
このような頭痛は、一般的に「緊張型頭痛」と呼ばれるタイプにみられる特徴の一つです。
緊張型頭痛では、次のような症状が現れることがあります。
・頭全体を締め付けられるように痛む
・後頭部やこめかみが重い
・首こりや肩こりを伴う
・デスクワークの後に悪化する
・疲労やストレスが重なると症状が出やすい
ただし、頭痛にはさまざまな種類があります。「首がこっているから頭痛の原因も首」と決めつけず、症状の現れ方を確認することが大切です。
首こりと頭痛を繰り返しやすい原因
長時間のデスクワーク
デスクワークでは、パソコン画面を見るために頭が前へ出やすくなります。
成人の頭は約4〜6kgあるとされており、頭が前へ移動するほど、首や肩の筋肉にかかる負担も大きくなります。
特にノートパソコンは画面の位置が低くなりやすいため、無意識に背中が丸くなり、顔を前へ突き出した姿勢になりがちです。
この姿勢を何時間も続けることで、夕方になるほど首や肩が重くなり、頭痛につながる場合があります。
スマートフォンを見る姿勢
スマートフォンを見るときは、首を下へ向ける姿勢になりやすくなります。
仕事中はパソコン、移動中や休憩中はスマートフォンという生活では、首を休ませる時間がほとんどありません。
スマートフォンを使わないことは現実的ではないため、画面を少し高い位置で見る、一定時間ごとに顔を上げるなど、負担を減らす工夫が必要です。
肩甲骨や背中が動いていない
首こりがあると、首ばかりを回したり揉んだりする方が多くいます。
しかし、首への負担には肩甲骨や背中の動きも関係しています。
デスクワークでは腕を前に出した姿勢が続くため、胸の筋肉が縮み、肩甲骨が外側へ開いた状態になりやすくなります。肩甲骨が十分に動かないと、首や肩周辺の筋肉に負担が集中します。
ストレスや睡眠不足
精神的な緊張が続くと、無意識に肩へ力が入ることがあります。
さらに、睡眠不足や疲労が重なると筋肉が回復しにくくなり、普段よりも首こりや頭痛を感じやすくなる場合があります。
忙しい時期や仕事量が増えた時期に症状が悪化する方は、姿勢だけでなく休養の状態も見直す必要があります。
⚠️このような頭痛は医療機関を受診してください
頭痛の中には、鍼灸やセルフケアよりも医療機関での診察を優先すべきものがあります。
次のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
・突然起こった、経験したことのない激しい頭痛
・手足のしびれや力の入りにくさを伴う
・ろれつが回らない
・意識がぼんやりする
・高熱や強い吐き気を伴う
・転倒や頭部を打った後から痛みが続いている
・日を追うごとに頭痛が強くなっている
・普段とは明らかに違う頭痛がある
首こりを感じていても、頭痛の原因が筋肉とは限りません。いつもの頭痛と違う場合や判断に迷う場合は、自己判断で様子を見続けないことが大切です。
自宅でできる首こり・頭痛対策
30〜60分に一度は姿勢を変える
正しい姿勢を長時間続けることよりも、同じ姿勢を続けないことが重要です。
30〜60分に一度は立ち上がり、数分歩いたり、腕を上げたりして身体を動かしましょう。
忙しくて席を離れられない場合でも、背もたれから身体を起こす、肩を大きく回すなど、短い動きを入れるだけでも負担の集中を防ぎやすくなります。
首だけでなく肩甲骨を動かす
首を強く回したり、無理に伸ばしたりする必要はありません。
両肩を後ろへゆっくり回す、胸を開いて肩甲骨を軽く寄せるなど、肩甲骨周辺を動かしましょう。
痛みを我慢して大きく動かすのではなく、気持ちよく動かせる範囲で行ってください。
パソコンやスマートフォンの位置を調整する
パソコン画面が低すぎると、頭が前へ出やすくなります。
モニター台などを使い、画面の上部が目線に近い高さになるよう調整すると、首を下へ向ける角度を減らしやすくなります。
スマートフォンも顔の近くまで少し持ち上げ、長時間うつむいたままにならないようにしましょう。
湯船に浸かる
首や肩の冷えや緊張を感じる場合は、38〜40℃程度のお湯に10〜15分ほど浸かる方法があります。
身体を温めることでリラックスしやすくなり、睡眠への切り替えにも役立ちます。
ただし、ズキズキする強い頭痛や、温めることで悪化する頭痛がある場合は無理に行わないでください。
鍼灸では首だけを施術するの?
Kohola鍼灸院では、首こりや頭痛がある場合でも、首だけを施術するとは限りません。
首への負担がどこから生じているのかを確認するために、次のような点をみていきます。
・首を動かせる範囲
・肩甲骨や背中の動き
・胸や肩周辺の筋肉の緊張
・座っているときの姿勢
・仕事や日常生活での身体の使い方
・睡眠や疲労の状態
同じ首こりでも、デスクワークによるもの、肩甲骨の動きが少ないもの、疲労が蓄積しているものなど、背景は人によって異なります。
そのため、症状が出ている場所だけでなく、身体全体の状態を確認しながら、一人ひとりに合わせた施術を行います。
首こりや頭痛を完全に起こさないことだけを目指すのではなく、仕事や家事を続けながら、症状が日常生活へ影響しにくい状態を保つことも大切です。
よくある質問
首こりがあると必ず頭痛になりますか?
必ず頭痛が起こるわけではありません。首や肩の筋肉の緊張が頭痛に関係する方もいれば、首こりがあっても頭痛がない方もいます。
頭痛がある日に鍼灸を受けても大丈夫ですか?
頭痛の種類や症状によって異なります。突然の激しい頭痛や手足のしびれなどを伴う場合は、鍼灸よりも医療機関の受診を優先してください。
頭痛薬を飲んでいても相談できますか?
相談は可能です。服用している薬や頭痛の頻度、症状の変化などを確認したうえで、施術が適しているか判断します。薬の中止や変更は自己判断で行わず、医師や薬剤師へ相談してください。
首をボキボキ鳴らしても大丈夫ですか?
首を習慣的に強く鳴らすことはおすすめしていません。鳴らした直後に軽く感じても、首への負担が改善しているとは限りません。
何回くらい通えばよいですか?
症状の期間や強さ、仕事や生活環境によって異なります。初回に身体の状態を確認し、無理なく続けられる来院頻度をご提案します。
📌まとめ
首こりと頭痛は関係している場合があります。
特にデスクワークやスマートフォンの使用時間が長い方は、頭が前へ出た姿勢が続き、首や肩の筋肉に負担が集中しやすくなります。
セルフケアでは、首だけを揉むのではなく、同じ姿勢を続けないことや肩甲骨を動かすことが大切です。
ただし、突然の激しい頭痛や手足のしびれ、ろれつの回りにくさなどを伴う場合は、医療機関の受診を優先してください。
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Kohola鍼灸院では、現在の痛みや疲労の程度、身体の動き、日常生活での負担を確認し、一人ひとりに合わせた施術をご提案しています。
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